第2章 奪われた初恋と手に入れた女
「痛いわ……。女に噛まれんなんて思わんかったで。」
直哉は仁美に噛まれた肩を摩りながら言った。
仁美はそんな直哉を涙いっぱい溜めた目で睨んだ。
そんな仁美の顔を見たら、直哉は勝手に笑みが溢れた。
女に噛まれた苛立ちなどすぐかき消された。
仁美の涙を指で拭って、直哉は仁美をベットに沈めた。
うつ伏せに首を掴みベットに押し沈める。
「っ…直哉……。」
仁美は苦しそうに顔を顰めて直哉を見る。
直哉に首を掴まれて、体を動かす事はできなかった。
そんな仁美の後ろから、直哉のモノが奥深くに挿入される。
「っひっ…ああっ深いっ…っ!」
快楽だけでは無い。
入った事が無い場所に、直哉のモノが容赦なく打ち込まれて、仁美は体を震わせながらその衝撃に堪えた。
仁美の涙がシーツを濡らしても、直哉は腰の動きを止めない。
彼女の顔が苦痛に歪んで初めて直哉はその体を仁美に重ねた。
「仁美…。ちょい我慢しとき。」