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ID] 85142
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作者] 撫子[
概要] 夫はいつも他の女に笑顔を見せる。
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ジャンル] 二次元[
ページ数] 93
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PV数] 31115PV
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しおりの数] 68
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作品公開日] 2025-11-15
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最終更新日] 2025-12-05 13:11
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拍手] 72
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ランキング]
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ピックアップ] 1回
[作品説明]禪院直哉は、今日もどこかの女の部屋で笑っていた。
「……ほな、また呼んだるわ。」
その扉を、妻である主人公が静かに開ける。
怒りも嫉妬もない。ただ淡々と、粛々と。
「――片付けるわ。あなたは帰って。」
神戸財閥の令嬢、主人公。
生まれつき“呪力を喰う”体質──返命と縁火。
二つの異能を宿した彼女は、その力ゆえに禪院家へ迎えられる。
幼い頃、最初にその苦しみに気づき、手を差し伸べたのは五条悟だった。
彼にとって彼女は、初めて守りたいと思った“特別”だった。
しかし、彼女が選んだのは──禪院直哉。
冷たく、傲慢で、ねじれた優しさを持つ男。
直哉は主人公を“嫁”として迎えながら、時に庇い、時に刺し、罪悪感すら手綱のように手に取っていく。
五条悟が見つめていたのは“守りたいひと”。
禪院直哉が掴んだのは“欲しい女”。
そしてその間で揺れる主人公は、決して弱くない、誇り高い令嬢。
かつて悟と分かち合った静かな初恋。
禪院直哉と交わす、逃れられない夜。
二人の間には、決して同じ「好き」は存在しない。
そんなある日。
直哉が、いつものように浮気をしている――と思ったら。
その顔は、見たことのないものだった。
「……なんや。お前、ほんまに好きになってもうたん?」
夫の初めての“本気”。
その一言が、淡々と続いていた夫婦をゆっくり壊していく。
返命の妻は、もう役目だけで生きられない。
禪院直哉もまた、愛の価値を知らないままではいられない。
※4章までは直哉とのエピソードです。
五条さんは5章から強く絡んできます。
落ちはどちらにするか、まだ未定です。
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