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人魚姫【文スト/中原中也】

第7章 守るモノ


---翌日

"えっ、、、。"

太宰「魔人が動き出した。」

今回の事件、、、澁澤を動かせたのは彼だった。

魔人、、、、フョードル・ドストエフスキー

私の両親を殺したのは彼なのだ。



あの日、身を潜めていた時に微かに声が聞こえた。

父親「何の用だ、魔人!!」

フョードル「僕の名はフョードル・ドストエフスキーです。彼女は何処に?」

父親「残念だが、は此処にはいない。」

フョードル「そうですか、残念です。では仕方ありませんね、、、」


その後銃声が聞こえた。

暫くし銃声は止んだ、、、、。

そして、、、


フョードル「ふふ、また逢いましょう。、、、」

彼は私が隠れていることに気付いていた。
そして見せしめのように両親だけを殺して去って行ったのだ。

彼の顔は見ていないので、判らない。

でも声だけはしっかり覚えている。

あの声が再び頭の中で再生された。

怖くなった。

また誰かが私のせいで死んでしまうのではないかと、、、。

握り拳に自然と力が入った。

太宰「ちゃん、暫くはまた1人にならないようにね」

"はい。"

乱歩「、心配するな。何度も云ってるけど、僕たちは探偵社だ。」

敦「そうですよ!」

皆んなの言葉が心に染みた。


もう誰も死なせたくない、、、。

絶対に、、、、。

次こそ私が守るんだ。



この数週間後、、、、あの事件が起きるのであった。






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