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人魚姫【文スト/中原中也】

第7章 守るモノ


俺の腕の中でスヤスヤと眠っているにそっと接吻をする。

宣言通り、抱き潰した。

本当はそこまでするつもりはなかった。

姐さんからあることを聞いたことで、歯止めが効かなくなったのだ。

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紅葉「中也、には逢えたのかぇ?」

「はい、姐さんも逢えたようですね。から聞きました。」

紅葉「そうじゃ、可愛い女子じゃのぉ。あんな勘違いをするなんて、、、」

「勘違い、、、ですか?」

紅葉「ふふ、聞きたいかぇ?」

そこでが昼間姐さんといるところを見て、勘違いをしたこと聞いたのだ。



紅葉「主もだが、も主にぞっこんじゃのぉ。善いことじゃ、中也、を大切にするんじゃよ。」


「勿論です、姐さん。」

顔が緩むのを必死に抑え込むのに必死だった。

紅葉「ふふ、に今度ゆっくりと食事でもしながら、話そうと伝えておいておくれ。」

「はい。」

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まさか姐さんがあんなにを気に入るとは、、、、、

それよりも、俺と姐さんの関係を勘違いしたが愛おしくて堪らなかった。

そんなこともあり、ついついガッツいてしまったのだ。


に寂しい想いもさせた分、愛していると何度も伝えた。

渋澤との一件もあり、余計に俺の中ではの存在が大きくなった。

何があっても守りたい、自分の命にかけても、、、


俺が守りたいモノ。


それは、、、、


「手前だ、、、。」



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