第6章 秘密のカンケイ
あれから敦くんと鏡花ちゃんのおかげでヨコハマは救われた。
組合は長のフィッツジェラルドが行方をくらまし自然解体となったそうだ。
私にかかった懸賞金は中也くんのおかげでなかったことになった。
どうやら、私の異能力は組合のごく僅かな人物しか知っていなかったようで、周囲にバレることはなかく、無事一件落着となったのだ。
私と中也くんはあれから付き合うことになった。
もう狙われることはないのだが、中也くんは今でも送り迎えをしてくれている。
「よしっ、着いたぜ。」
"ありがとう、いってきます!"
「おい、忘れ物あんぞ。」
車から降りようとする手を掴まれた。
振り向くと、、、、
ちゅっ。
「ふっ、んな可愛い顔しやがって。」
『ッ/////』
車から降りる際は必ず接吻をするという約束なのだ。
凄く恥ずかしいけど、嬉しくて堪らない。
気持ちを切り替え、教室に向かうとタケルくんが近付いてきた。
タケル "中也と付き合ったの?"
突然のことに驚いた。
慌てて返事をする。
"付き合ってないよ!お友達!!"
タケル "ふーん"
タケルくんはそれを確認するとお友達の元へと戻って行った。
本当は付き合ってると云いたいところではあるが、どこでバレるか判らないので、秘密にしているのだ。
1人を除いて、、、、。