第5章 探し求めていた彼女。
「ッフハハハハ」
太宰「敵は消滅した。もう休め、中也。」
「っく、、、。終わったら直ぐ止めろっうの。』
太宰「そのつもりだったのだけど、面白くて見てた♪」
「ぁあ?っう。手前を信用して汚濁を使ったんだ、ちゃんと俺を拠点まで送り届けろよ、、、、。」
倒れてしまった中也くんに慌てて駆け寄った。
太宰「ふっ。任せなよ、相棒。ちゃん、中也に少し膝を貸しててあげてくれないかい?」
ジョン「信じられない、あのラヴクラフトが、、、、。君たちは一体、、、。」
太宰「ふふ、悪い奴の敵さ。」
こうして私は無事解放されたのであった。
太宰「私はもう帰るけど、ちゃんは?」
"もう少しだけ彼のそばにいます。"
太宰「はぁー、なんでこんなおチビさんがいいのやら。」
"全部です。"
太宰「羨ましいねぇー。じゃあ私は戻るね!」
"太宰さん、ありがとうございました。"
私の膝で眠っている中也くんの頭を撫でた。
ふわふわしてて、柔らかい毛だった。
彼の唇に接吻を落とした。
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「んっ、、、。、、、、?」
目が覚めると、心配そうに俺の顔を覗き込むがいた。
"身体、大丈夫?"
「ああ、大丈夫だ!」
今日はやけに身体が軽かった。
恐らくがいるからだろう。
"中也くん、助けてくれてありがとう。"
「当たり前だ。」
少しの沈黙が流れる。
「、俺はポートマフィアの幹部だ。本当は手前とは敵対同士になる。だが、俺は手前のことが好きだ。出逢った時から。手前のこと諦めらんねェんだ。」
『ッ、、、、』
は涙を流し乍ら、手話で言葉を続けた。
"私のせいで中也くんが危険な目に遭っちゃうかもしれない。"
「見ただろ?俺は強ェんだ、簡単に死なねェよ。」
"でも、、、、"
の手を取った。
「手前の気持ちを聞かせてくれ。」
"私も中也くんが好き。好きでいていい?"
「当たりめェだ。好きだ、。」
の後頭部に手を回し、唇を重ね合わせた。
「『んっ、、、、、。』」
やっと手に入れたのだ、探し求めていた彼女を。