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好意は好意のままでは終わらない

第4章 悪足掻き


「私・・・酷い人間かも。だって、侑佑くんのこと失いたくないって思ってるし、あの二人に悪いかもなんて思わないもの。」
「いいんだよ。どんな留美子さんも、僕は大好きだから。」

自分からキスすると、嬉しそうに受け入れてくれる。

「ベッド行く?」

頷くと、抱き上げられ寝室に運ばれた。彼が覆いかぶさっては、深い快楽の渦の中に囚われていく。

「侑佑くん・・・もっと、頂戴?」
「フフ、可愛いなぁ留美子さん。勿論、好きなだけ僕をあげる。だから、僕に留美子さんをたくさん頂戴ね。」

深夜になり、抱き合ったまままったりと時間を過ごしていた。彼の唇が、額に触れる。

「留美子さん・・・僕に幸せをくれてありがとうね。大好きだよ、愛してる。」
「侑佑くん・・・キスして?」
「留美子さんからオネダリしてくれるなんて、嬉しいなぁ。勿論、僕ももっと留美子さんに触れたい。」

三度目の行為の後、私たちはそのまま眠ってしまった。


翌朝、直ぐ目の前には綺麗な顔があった。そっと頬を撫でると、スッと開いた目。淡く微笑み、私にキスする。

「おはよう、留美子さん。」
「おはよう、侑佑くん。」
「大好き。あ~、何で今日は仕事なんだろ。このまま留美子さんを組み敷いていたいのに。」
「フフ、私も侑佑くんの傍にいたい。でも、仕事はちゃんとしないとね。」
「兄さんにも色々手伝って貰ったから仕方ないなぁ。ねぇ、留美子さんからキスして?そうしたら、頑張れるから。」

触れるだけのキスから、舌を絡み合わせるキスとなり貪る様にお互いの唇を堪能した。

「昨日は、あのまま寝ちゃったからシャワー浴びようか。僕に捕まって?」

浴室へと運ばれ、二人でシャワーを浴びる。

「侑佑くん・・・手付きが妖しいよ。」
「だって、留美子さんの肌って綺麗だから触りたくなるんだよね。それに、寝起きだから僕の元気だし。ねぇ、挿入していい?直ぐに終わらせるから。」

後ろから攻められ、やがて彼の白濁した液体がシャワーに流れて行く。

「ありがと、留美子さん。朝食は僕が作るからゆっくりシャワー浴びて来てね。」

私の唇と、胸にキスしては浴室から出て行った。

「あ・・・しっかり、キスマーク付けてった。」

朝から致してしまったからか、朝食を食べている間も私にべったりだった彼。

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