第4章 悪足掻き
それから一週間後。
元カレは大人しく支社で、人が変わった様に真面目にやっているらしい。ただ、私の方の元後輩は・・・逆恨みから、私にではなく彼に近付いた。
それは、ランチの時間。社長と待ち合わせだったらしく、会社のロビーで人待ち状態だったらしい彼。そこへ突進して来たのは、元後輩だったそうだ。
見目は可愛い元後輩。あんなことをしたのに、どうして彼に自分を売り込もうとしたのか理解出来なかった。私がいないタイミングを狙っていたので、この時間しかなかったのだろう。
可愛く上目遣いで彼に近付き、胸を押し付け言い寄って来たそうだ。ただ、相手も予想外だったのは、秒殺で警備員に引き渡されたこと。
トドメとばかりに、侮蔑の笑みを浮かべてこう言ったそうだ。
「迷惑。作り物押し付けられてもねぇ?」
元後輩は顔を真っ赤にしては、会社から出て行ったそうだ。
作り物?あぁ、そうか。作り物だったのか。胸が目立つ服装をしていたけれど、そうだったのか。
帰宅するなり私を背後から抱き締めて、胸をモミモミする彼。
「柔らかい。天然には叶わないよね。」
あ、服の裾から手が入って来て直に揉んでいる。
「んっ、柔らかい。最近、特に成長したよね?」
「それって、侑佑くんが揉むからだと思う。」
「そう?留美子さんのおっぱい、元々大きかったし美味しそうだったよ?ってことで、舐めて吸っていい?はい、万歳して?」
服を脱がされ、身体の向きを変えられる。彼の足の上に乗れば、胸の先に吸い付いて刺激を与えられる。
「ねぇ、僕の欲しくない?腰が揺れてるけど。」
「そ、それは・・・。」
「僕の食べたくない?少し腰を浮かせて?うん、素直。」
彼のモノが宛がわれ、中へと入って来る。
「フフ、留美子さん気持ち良さそう。ねぇ、もっと擦り付けてよ。」
「侑佑くん・・・気持ちいい?」
「うん、凄く。」
彼の吐息が甘い。
「ねぇ、今日は中に出していい?」
きっと、その彼の願いを聞いた結果、タガが外れてしまったのだと思う。何度も果てる度に、私の中に吐き出した精は溢れ出すまでになった。