第3章 🍀 ̖́-
ノースリーブの肩が露わになり、ダンデはそこに口付けた。
「ふぁ…っ…」
「ここで感じるのか?可愛いな……」
ちゅっと強く吸われて、ピクッと身体が跳ねる。
「や…ダンデさん…なんで…」
ユウリは目を潤ませながら、ダンデを見上げた。
「そんな顔しないでくれ……止まらなくなるだろう?」
ダンデはユウリをソファーに座らせると、自分も隣に座って彼女を抱き寄せる。
「彼の視線が向けられた所は全て消毒しないとな……」
そう言って、ダンデの指先が首筋を辿り、鎖骨に触れる。
「ぁあっ」
ゾワゾワした感覚に震えると、ダンデは満足げに微笑んだ。
「感じやすいんだな……もっといろんな顔を見せてくれ」
ダンデはユウリの手を取ると自分の心臓に押し当てた。
ドクンドクン、という鼓動を感じる。
「わかるか?」
ユウリが小さくうなずくと、ダンデは彼女の髪を撫でた。
「ずっと君に触れたかった…」
「え?」
「最初は本当に、純粋な感情だった。
だけど、いつからか、君を見ていると苦しくなるようになって、
君が俺以外の男と話しているのを見ると、嫉妬するようになっていた。
君のことを想うだけで、この胸に渦巻く炎は消えない……
俺の心に燃え広がる火を消せるのは……君だけだ……」
ダンデは愛の言葉を囁きながらユウリの唇の直前で止まると、「いいか?」と許しを乞うた。
ユウリの瞳が揺れるのを肯定としたダンデは小さな彼女の唇に触れるような口づけを落とす。