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【ポケモン】キミニキメタ【ダンデ夢】

第2章 🌿‬ ܸ




 ***
「それで、今日は何をすればいいかな?」

「あ、えっと…とりあえず普段通りで…。
 これが改良後のキズ薬です。
 キズ薬を使用したポケモンはボールのまま預からせていただいて奥のセンターでデータ計測させていただきます。」

「わかった。よろしく頼むぜ」

 ダンデはそう言って笑みを浮かべた。


「はい、こちらこそ」
 ユウリも笑い返すが、
突然ダンデが一歩距離を詰め、近くなったことでドキリとする。

 あれ以来、ダンデは何も言って来ないが、こうして二人きりになると…
(やっぱり近い…)

「ユウリ、今日はこのまま試合を見ていってくれないか?」
「…え?」

「いつも奥のガラス越しに見ているだろう?
 今日は俺の後ろで見てて欲しいんだ。」

「そ、それは……ちょっと緊張しますね」
 ユウリは照れたように笑う。

「……ダメかい?」
 ダンデは嬉しそうに微笑むと、ユウリの頭をポンと軽く撫でた。

「大丈夫、絶対怖い目には合わせない。」

 ダンデの自信満々な表情に、ユウリはくすりと笑って、わかりました、と答えた。

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