第4章 呪いと想い
紡side
「実は、これまで俺と関係を持った人達、皆不幸になってるんや。」
琉己くんが話してくれた内容はこうだった。
初めて告白した相手と付き合えることになった次の日から、その子は行方不明になりそれ以降会えなくなった。
その1年後に告白をしてくれた子は学校の帰りに階段を踏み外し大怪我して入院。
またその次に告白してくれた子も事故にあって入院。
「これはきっと呪いなんや。俺と関係を持った子は皆何故か不幸な目に合ってる。やからお前も……」
「それ……僕原因わかるかも……」
「え?」
間違ってるかもしれない。
でも可能性で言えば……
「琉己くん。僕も君に話したいことがある……。」