第4章 呪いと想い
紡side
「僕も……琉己くんの事が……好き……//」
その言葉を聞いて琉己くんは嬉しそうな表情になった。
「じゃあ……」
「でも、付き合えない。ごめん。」
付き合えば次こそ僕は殺される。
その言葉を聞いて琉己くんは疑問の表情を浮かべたが直ぐに納得した表情に変わった。
「いや、それがいい。俺とは付き合わない方が安全や。」
「え……」
もしかして黒い靄に気づいている?
見えてなくてもなんとなく感じている?
琉己くんは僕の顔を真っ直ぐ見つめて話し始めた。
「今から話すこと、引かずに聞いて欲しい。」
「……うん……」