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【R18】消えた君

第4章 呪いと想い


紡side

「んっ//はっ……ぅん//」

舌を絡められ興奮してきて腰が抜けそうになる。
凄く気持ちいい。
逃げたいのに力も入らない。
頭の中は真っ白だ。
力が抜け立てなくなると、琉己くんは僕の腰を支えキスを続ける。

「まっ……だめ……//」

完全に力が入らなくなり、僕はその場でしゃがみこんでしまった。
体が熱い。
変な感覚だ。
頭もふわふわとして何も考えられない。
そんな僕の目線に琉己くんが合わせて話しかけてきた。

「なんで俺を避けるんや。」

言えない。
本当のことを言えば嫌われる。
嫌われたくない。

「……言え……ない……//」

「そうか……その……この前はごめん。急にあんな事して。」

その言葉に僕はつい手を上げてしまった。
教室にバチンと高い音が響く。

「あの時だけじゃなくて……今もでしょ……どうしてこんな//」

「今のは勢いでしてしまった。逃げられたくなくて。ごめん。」

「だからってこんなこと!」

「好きなんや!お前のこと!//」

「……へ?!//」

好き……?
僕のことが?
いつから?
好きってそういうことだよね?

僕は理解が追いつかなかった。

「待って、そういうドッキリ?にしては凝りすぎでしょ。」

自分にそう言い聞かせると同時に琉己くんに尋ねる。
そんな僕のセリフも琉己くんは否定し、僕の両手を握る。

「本気や。順番が逆になってしまったけど俺はお前の事が好きや。」

僕を真っ直ぐ見つめて真剣な表情で告白する。

「……え!?//」

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