第11章 そうだ、野菜を贈ろう!
「へぇ、ここってガラス工芸で有名な所なのかな。」
店の至る所でガラス細工が並んでいる。
置物やキーホルダー、ガラスペンも多数ある。
どれも色とりどりで綺麗。
「おぉ、これ飾り剣ってやつ?」
短いし懐剣だね、きっと。
刃は全くないし、透き通ってるし、これ絶対武器じゃないよね。
でもこの青みがかったガラスに濃い青の流水模様が最高に綺麗!
色違いで薄紅のガラスに真っ赤な炎の様な流線が入ってるやつもかっこいい。
「く〜、見てたら欲しくなっちゃう!」
「買ってやろうか?」
横で見てたイタチが言ってくれたんだけど、普段に必要かと言われるとNOだ。
私は名残惜しくも棚に戻した。
「ありがと。折角だけど、やめとく。」
ナルトだって欲しくないだろうしね。
サスケも要らないって言いそう。
イタチの方を向くと、何とも言えない顔で「そうか」と答えた。
買ってあげたかった的なやつかなって思いつつ、それについては触れずに「うん」って答えてお終いにしといた。
どうせだったらサスケの分として買ってもらいたいし。
うーん、それにしても…。
「中々、これ!っていう物に出会わないよね。」
「次に行くか。」
「そうだね。」
次のお店にレッツだゴー!