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沈まぬ緋色、昇りゆく茜色 / 鬼滅の刃

第46章 緋星(あけぼし)喰われしその時に、心炎で天蠍を衝け ✴︎✴︎



それから五分後、四人はは石室内から出て来た。

「おーお疲れさん、こっちは特に目立った事はなかったぜ」

天元が見張りを一緒にしていた甲(きのえ)の男性隊士三人と明るい表情で迎える。

「うむ、それは何よりだ!」

「宇髄さんも先輩方もありがとうございました」

石室内での役目を終えた七瀬達は、音柱と先輩隊士に礼を伝えると ——-

「冨岡、頼む」

「ああ」

水柱だけが石室前に残り、十二の炎を点灯した杏寿郎と同様、姿勢を正すと一礼をした。青い刀身が光る日輪刀を抜刀し、中段に構えて呼吸を”水”に変える。


杏寿郎が炎の呼吸を使用して時計回りに回りながら、明かりを灯した「十二の炎」と対になる「十二の水」
これは水柱である義勇が水の呼吸を使用し、将門塚の周りをぐるりと囲むように配置されている松明を、反時計回りに回って明かりを消していく事である。

炎は昇順の壱ノ型から。水は降順の拾ノ型から。


「水の呼吸・拾ノ型——— 生生流転」

回転しながら前進する水龍がフッ……と松明の炎を消した。

「玖ノ型・水流飛沫・乱」・「捌ノ型・滝壺」と続き、漆ノ型は「雫波紋突き」とその派生技である「雫波紋突き・曲」の二つを連続で放って炎を消す。

陸ノ型、伍ノ型、肆ノ型、参ノ型……と流れるような剣捌きと足捌きで消灯していく水柱である。

「弐ノ型・水車」

「弐ノ型・改・横水車」

縦方向に一度、横方向に一度ずつ回ると、それぞれの方向に一回転する水車が松明をフッと2回消していった。

「壱ノ型・水面斬り」

両腕を交差した義勇が頭の後ろに回した状態から、勢いをつけて水平に斬りつける。
十二の水——これは水の呼吸十個に加え、炭治郎が編み出した弐の型の改と漆ノ型の派生技の二個を合わせた物だ。

始まりの位置、そして終わりの位置でもある松明。これがゆっくりと空気に混ざり合うように消える。刀を一振りした水柱が鞘へと納刀後、一礼をすると小さく息をついた。

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