第46章 緋星(あけぼし)喰われしその時に、心炎で天蠍を衝け ✴︎✴︎
「では、皆頼んだよ。百年に一度の大事な行事だからね」
「御意」
耀哉の前にいる十一人全員が返事をして、それぞれ立ち上がる。
「じゃー俺、嫁達待ってっから。帰るわ…」
「伊黒さん♡今日のパンケーキは何をかけて食べる?」
「そうだな……黒蜜はどうだろうか?」
「不死川さん、たまには手合わせしますか?」
「おっ、珍しいなァ。時透、どうしたァ?」
「悲鳴嶼さん。私は姉さんのお墓参りに今から向かうのですが、どうされますか?」
「では、私も共に行こう」
杏寿郎と義勇除く柱の面々はそれぞれ帰路についた。
残された四人は、と言うと。
産屋敷家の娘達の案内で客間に通されており、これから耀哉とあまねがここに来ると話を聞いたばかりだ。
「まずは北方から説明していきますね。金牛宮と言うのは牡牛座の事です。杏寿郎さんは五月十日生まれなので、ここに該当します。続いて……」
東方の宝瓶宮 —— これは水瓶座の事で、二月八日生まれの義勇が当てはまる。西方の巨蟹宮は蟹座だ。七月十四日生まれの炭治郎が該当者。
「南方の白羊宮。これは牡羊座の事です。私は四月九日生まれなので、ここに当てはまると言うわけです」
七瀬は自分が持参した星座の書籍を三人に見せながら、先程の会議であまねが話していた件……将門塚の再建について詳細を伝えた。
「これまでに再建して来た隊士の四人は、皆さん私達と同じ炎と水の呼吸の使い手なんですよね。四つの方角に該当の星座の隊士が向かうと言うのも同じ…」