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燦姫婢女回顧【R18】

第11章 床役


「………梅花、梅花も?」

梅花はコクリと頷いた。


「……三王様の、いや三王様と麗姫様の皇子様を産めば、家に帰してくれるって。お金もくれるって。」


「も、もし産めなかったら?」

「……沙良、それは考えちゃだめ!
…………がんばろ。」


(がんばると言っても……………)


岩牢の中には陽の光が入らないから夜も昼も分からない。

見張りの人が食べ物を持ってきて「朝食だ。」と告げたので夜が明けたことを知った。


「残さないで食べるんだよ。そうしないと叱られる。」

梅花は機械的に食べ物を口に運んでいる。

後宮の食事の様な豪華さはなく、村で食べていた様な簡素な食べ物だったが量は充分にあった。


晩?の食事が出された後、馬の蹄の音といななきが聞こえた。

「姫様と王様が来たよ……」

と言って梅花は下履きを脱ぎ、膝を立てて脚を開いた。

「沙良も早く用意しないとぶたれるよ。」

(用意…………)


が、岩牢の中に入ってきた麗姫様に頬をぶたれたのは梅花の方だった。

手に持った鞭を弄びながら麗姫様はケラケラと笑った。

「あんたはもういいんだよ!孕んだんだから。

モノ欲しそうにして、まるで家畜だねえ〜」


そして三王様に梅花に倣って脚を拡げているあたしを顎で指し示した。

「めんどくせえな。未通女じゃねえと興奮しねえんだよ。」

「「種付け」が一回で済むわけないだろう?!
一王になりたいならやりなさいよ!」



三王様は溜息をつきながら自分で扱いて固くしたモノを突っ込んできた。

(いっ………)

昨夜ほどじゃないが鋭い痛みが走った。

「その苦しそうな表情(かお)は唆るぞ。」

三王様はニヤリと笑った。

「これがキモチ良くなりだしたらもう女じゃねえからな。」



毎晩の様に二人はやってきてあたしに「種付け」をしていった。

姫様は「男の子が生まれる」といわれている苦い薬草を持ってきていて梅花とあたしの口に押し込んでくる。

「全部ちゃんと飲み込むんだよ!吐き出したら承知しないからね!」





そして…………
やがてあたしのお腹も膨らんできた。
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