第1章 ○○○しました。 ★
「んっ、せん、ぱいっ」
口から離れた先輩がいるであろう辺りに手をまわして、自分に寄せた。
そうすると先輩の手が離れて、遮光カーテンで薄暗い部屋に、先輩が映った。
先輩は、なされるがまま私の胸のあたりにぽすんと頭をおとした。
そのまま胸の辺りをモゾモゾ...
首のあたりまで頭を上げてきた。
鎖骨をネチョっと生温い感触が伝った。
低い吐息がかかると、体がはねた。
「んんっ」
「首、弱いんだな。」
「そんなことっ、ないぃ」
「ふーん、...俺に噓つくんだ。いい度胸してんな。」
「えっ」
「イキ我慢の刑に決定。」
ニヤッと笑った先輩は、私の服を脱がし始めた。
イキ我慢?
「えっ、恥ずかしいです。見ないでください先輩の変態!」
「変態さんはどっちだろうな?さっきキスだけでトロンってしてただろう?」
「......わたしは、」
「乳首たってんじゃん。手で隠しても無駄、どけて。」
「イヤです......」
「もう見ちゃったんだから、隠しても意味ないだろ。」
先輩の顔が近づいてくる。
ギギギ......
先輩の口が耳に、ぴったりとくっついた。
「あと、一つアドバイスね。抵抗されるとさ、男って逆に燃えちゃうんだよ?」
低くてどうにかなってしまいそうなくらいの甘い声。
先輩の低くてエッチな甘い声。
ほわほわする、ゾワゾワする。
「あれ?どうしたの、ボーっとしちゃって。」
「......」
黙っていると、先輩は私の胸へと手を伸ばしてきた。
ボーっとしている私の手は、簡単にほどかれてしまって、胸があらわになった。
私の手は邪魔するからと、上で軽く縛られてしまった。