第3章 cute aggression
「俺は大好きだよ。澪はすきじゃないかもしれないけど」
「私も好きだよ」
「無理して言わなくていいのに」
なんで届かないの。付き合った当初はいっぱい言い合ってたのに。好きだって言い合う時間が幸せだったのに。今はこんなに悲しい。気づいたら涙がボロボロながれてた。
「ははっ、泣いちゃった。ほんとかわいい」
息を吸う間も与えられないキス。唇を食べるみたいに何度も角度が変えられて、すぐに舌が口内を掻き回す。
それと同時に胸の突起を優しく摘まれて引っ掻かれたり、捏ねくり回したり。それだけで気持ちよくてすぐに自分でもわかるくらい濡れてしまう。
「乳首いじられたくらいでこんな濡れちゃうんだ。ほんとかわいいね」
「んっ、ぅ」
秘部にゆっくり指が入り込んでくる。快楽が少しづつ押し寄せてくる。感じてる顔を見られるのはいつまで経っても恥ずかしくて、隠してしまう。もうぐちゃぐちゃで、溶けちゃいそう。気持ちいいところを的確に刺激されて、すぐに波が押し寄せてくる。
「やっ、イッちゃう……………い、くっ」
腰が無意識に浮いて電流が背中を走る。一気に脱力感が押し寄せてベッドに身体を預ける。息切れも止まらない。
「かわいいね」
おでこにキスが落とされる。酷く優しくて少し安心してしまうけど、そんなの一瞬だった。
ベルトを外す音が聞こえる。ビリって袋を破く音も聞こえて、身構えてしまう。