第2章 王子様の秘密
「澪ちゃん?」
呼びかけても返事はない。やらかしたと思った。処女だったのに半ば無理やり犯しまくって、挙句の果てに意識飛ばして。
「だめだ。足りない、ああもうっ、!」
初めてのことでよくわからなかった。女の子が行為中に意識飛ばすのも、未だに興奮してるこの状況も。
散々抱き潰したくせにまだ足りない。今も自身はなかにはいったまま。ふわふわでたまらなく気持ちいいナカから抜くことなんて出来なくて。
澪ちゃんの泣き腫らした顔に、汗ばむ身体。乱れた髪も全部が興奮材料になってたまらなく愛おしい。
「録音しといてよかった」
部屋の目立たないところに隠しておいた盗聴器。後で確認しなきゃな。名前呼びとか気持ちいって縋る澪ちゃんが死ぬほど可愛かったから。当分おかずにしてやろ。
思い出したらまたムラムラしてきた。俺ってこんな性欲強かったっけ。
気分は良くないけど、どうせ澪ちゃんは寝てるんだし。満足いくまで犯しちゃおって思った。
「あ、ハメ撮りしとこ」
脅しに使うものは多く残しておいたほうがいい。これを見せたらきっと澪ちゃんは青ざめた顔をすると思う。想像しただけで笑えてくる。