第1章 生意気殺し屋と溺愛殺人鬼
「何逃げてんの。」
細い腰を掴んで奥を一気に貫く。息の止まるひゅっという音が聞こえた。
「あ〜〜〜っ。可愛い。澪っ、か、わいいね?」
舌を絡める深いキスを落とす。口内は熱くて溶けそう。
「やっ、またっ、激しっ………、もうイけなぃっ!!! ♡こわいっ♡こ、わいの!おかしくなるのこわい!!!」
「ははっ!!!そのままおかしくなって壊れちゃえ」
「ぅぅぅぅっあ、ああ!!!!!」
手錠は外して、手を強く握って繋がっている。
きっと、これが僕たちのハッピーエンドなんだと思う。誰にも邪魔なんかさせやしない。
身体にたくさん赤い痕を付けてあげる。刻み込むように、その白い肌を強く吸う。
「くっ、…………やばっ、イきそ………っ。ね、一緒にイこ。」
握っていた手に力が入る。ほんの少しだけ、澪ちゃんが握り返した気がした。
「っ、〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「あんっ、ぁっ、ああ………♡」
びゅるうっと胎内に吐き出す。抜くと精液が溢れ出て厭らしい。
「ねえ澪ちゃん」
「はっぁ、はぁっ、な………に?」
「好きだよ。どうしようもないくらい。たまに不安になるんだ。澪ちゃんがどっか行っちゃうんじゃないかって」
「いかない、よ。ずっと、碧と一緒にいる、」
「あはは。そっか。死ぬまでずうっと一緒だね」
__いっそこの手で綺麗なまま君を殺してしまいたいよ。