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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第16章 Murderers


「はぁ…やな雨だなぁ……寒いし…」

「…!!…!」

「ん?」





誰だ?こんな雨の中…しかも夜に…





「おら!うぉっ…!何だコノヤロウ!!」

「…え?」

「クソッ!負けねえぞコラ!!」

「…お前…何やってんの?」

「うぇっ!?」





こんな時間、それにこんな天気の中誰か喧嘩してんのかと思った
そしたらまさかの1人でタイヤに向かって叫ぶやつがいて、尚且つソイツは顔見知り
…本気でコイツ何やってんだ…?





「千冬!?」

「おー…って、この雨の中タイヤと喋るのはちょっとキモすぎるぞお前…流石に引くわ…」

「う、うっせぇ!!
俺は今忙しいんだ!遊んでるヒマはねぇ!!」

「は?何だその言い方」

「俺は今修行中なんだ!」

「タイヤ相手にか?」

「うおっ!」

「あーあーあー…」




思い切り殴ったタイヤが反動で戻ってきてモロに顔に当たる
…なんというか…タケミっちは絶妙にセンスがないんだよなぁ…




「とにかく!
強くなんねえと未来は変えれねえ!!」

「未来…え?オマエ…未来のタケミっちか!?」

「ハァ…ハァ…おう。」

「…未来で…なんかあったのか?」

「…」





相棒はタイヤを殴る手を止め、神妙な面持ちで話し始めた
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