第3章 Contact
「なーんてね」
「……へ?」
「バカだなータケミっち
女に手ェ出す訳ねぇじゃん
そんなことしたら俺、伊織に嫌われちゃう」
『ふふ、そうね、2度と口聞いてあげない』
「待ってそれは俺死ぬ」
『アハハ!』
…??
どういうことだ??
ずしっ
「タケミっち…オレ相手に凄んだな」
っ!ドラケン!!
「す…すみません」
「いいよ」
軽!!
「"譲れねぇモンがある"
今時"女"にそれ言うやついねぇぞ?昭和だな」
「ハハ…」
…え?俺生きてる???
「ビッとしてたぜ?」
そう言いながら3人は笑って帰って行く
…取り残された俺たちはきっとなんとも間抜けな顔をしているだろう
「あれ?タケミチ君
この人たちって…」
あ、そう言えばヒナ
きっとキヨマサ達と勘違いしてるっぽいこと言ってたもんな
本人もそれに気がついたみたいだ
俺は彼らは怪我の原因とは別人で、なんならそれを止めてくれた人たちであることを説明した