第3章 Contact
「元気してた?」
「昨日の今日ッスよ」
『うん、結構腫れ引いてるね。よかった。』
「あ、ありがとう、ございます…」
「伊織、ちょっと昨日からタケミっちと距離近くない?」
『あら、そう?』
「うん。
で、タケミっち今日暇だろ?」
「いや、そうでもないッス」
今日はヒナとデートの約束してんだよ!!
人生の初デートだぞ!こっちは!!!
「ちょっと付き合えよ」
「え?僕の話聞いてます?」
わかってたけど全然話聞いてくれないわ。
…あ、待てよ
でもコレはチャンスだ
このまま2人に近づいて、いざって時に止められるチャンスなんだ!
だからあえて伊織さんも止めないんだ
うん、きっとそうだ
「ちょっと待って!!」
ん?!
ヒナ!?!?
「あん?誰だオマエ?」
「あ、ごめんヒナ…
ちょっと今日立て込んでてさ」
ごめんよ、ヒナ
この埋め合わせは絶対するから!
バチン!!!!
『あ、』
へ?
ピキッ
な、、な、、、なぁ!?!?!?
何してくれちゃってんのヒナさぁんんんんんんん!?!?
ドラケンの顔見て!!
スッゲェキレてるから!!!!
ヤバい…オレ死んだかも、、、