第3章 Contact
ギャーギャーとなんだか廊下が騒がしい。
…体育終わりの生徒が遊んでるのか?
…いや、なんか近づいてきてる気が、、、
こっちに階段はないぞ!?
「お♡いたいた」
「え?」
「あそぼうよ
タケミっち♡」
めちゃくちゃだ!この人!!!
他校だぞ!ここ!!
授業中だぞ!!今!!!!
てか伊織さん!なんでアンタも止めねぇんだよ!!!
とまぁそんなこと口から出せるはずもなく、大人しく廊下に出る、と、そこに広がるのは伸びきっている3年生の皆様方。
…さっきの騒ぎはコレか
「なんスカ?コレ?」
「あ?コレ?このゴミ?
…ムカつくこと言いやがったから、全員ノシといた」
「うん。あんなこと言いやがったからね
コイツらまじムカつくし、本当は殺したいくらい」
はぇ〜
何言ったのか知らない…てか知りたくもないけど、目が本気だよこの人たち!
ねぇ!伊織さん!!
って!
なんでアンタそんなに頬赤らめて照れてるんですか!?
今そんなキュン発言あったか!?
「お前ら全員ここ並べーうつ伏せで
…おいおい離れすぎだよ
いてぇのはお前らだぞ?」
…次はなんだ
何が行われるんだ
「おふっ」
「あばっ」
「ぎふっ」
「お?案外コレイケるな」
「伊織もやってみ?結構いいよ、コレ」
『えー、人の上って足挫きそう』
「大丈夫!俺が手ぇ引いてやるから!
…あ!やっぱダメ!!伊織の体重で声上げる奴居たら俺殺しちゃいそう!」
『あ!それは私も嫌!
体重とか死んでも知られたくないし、それで重いとか言われたら泣く!!』
いやいや、そう言う問題じゃねぇんだわ
…やっぱり東卍のトップ達はイカれてる
この人たちにとって人をいたぶるのは日常
顔を洗うくらいのことなんだ
伊織さん…貴方医者ですよね、、、
貴方本当に現代人ですよね???
…直人、俺無理かも、、、