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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第13章 Result


「それより…マイキーはどうしたよ!」

「!」




そうだ…マイキーくん…それに、ここにはドラケンくんも居ない
当時の東卍トップ3人がまるで不在だ




「テメェごときに会うわけねぇだろ?」

「…あ?」

「マイキーマイキーってよぉ、テメェら古参はなんかあるとすぐマイキーだな!
…金魚のフンが…!!」



ガン!…ガシャン!!!

カツカツカツ…



パーちんくんが色黒の坊主頭の方へと歩いていく
…ヤベェ…パーちんくん怒ってる、、、



「…表ぇ出ろ柴ぁ!!」



…これって…もしかしなくても不味いんじゃ…





「ダリィな…」

「っ、」

「ここはガキの遊び場か?」

「チッ」





半間…やっぱり、現代でもコイツがいるのか…





「今日の定例会で話したかったのは上納金の話じゃねぇ。
ココの表のIT、柴のフロント企業、他にも数件、ウチの運営する会社に3日前ガサが入った、
…つまり…この中に、ユダがいる」





ユダ…裏切り者ってことか………

一気に張り詰めた雰囲気に、思わずごくりと固唾を飲む




「いるわけねぇだろ!腐っても仲間だぞ!!」

「馬鹿か?
誰もウタってねぇならなんで同じ日にガサが入るんだよ」

「だからよ…誰がバカだってんだよ!!
しれっとアホからバカに言い換えてんじゃねぇ!!!」

「アホつったの俺な」

「うるせぇ!!」

「ココに喧嘩売ってんなら俺が買うぞコラ!」

「上等だ!」




…ますますヒートアップする口論
我関せずといった様子でムシャムシャと食べる猛者もいるけど…このままほっといたら絶対殴り合いになる…!!!

どうしたら…

 










「…楽しそうだな」

「っ!!!」






コイツは…!





ガタガタガタッ






「「「お疲れ様です!!!」」」


「ぁ、」






その場に座っていた幹部全員が立ち上がり、遅れてやってきた男ーー稀崎に腰を折って挨拶をした

…クソ…わかってたけど…やっぱりコイツも東卍に…








「そう畏まるなよ!みんな!!」




え?

そう笑って稀咲は和やかに半間と話す

本当にこれがあの稀咲か…?
まるで別人みたいに見えるんですけど、、、




「タケミチ、千冬、少し時間をくれないか?」

「あ…はい、、、」
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