第13章 Result
「こちらです」
「…」
「…」
車の中ではとりあえず黙って流れに身を任せていれば大丈夫だと言われた
詳しいことは今は話せないけど、この幹部会のあとゆっくり話すからって
…乗り慣れない高級車に乗り、初めて足を踏み入れるような高級中華店の門を潜った
「誰だよ!クラゲ頼んだ奴よォ」
「麻婆辛っ!山椒入れすぎだろ…」
「炒飯まだかよ!」
俺が到着すると、既に食事を始めている人たち
…当たり前だけど見るからに堅気じゃない…
本当に俺、東卍の幹部なんだ…!!
…ってことは…今まで手がかりが何も無かった、現代の東卍の核心に迫れるかもしれない…!!!
「それではとりあえず、今年の上納金について…「それより」
「…それより、炒飯まだかっつってんだよ。
それにまだ来てねえやつもいるだろ。」
!パーちんくん!!
「うっせーよ、パー。テメェは黙って食ってろ。」
あれは…確か、伍番隊の、、、
「来てねえ奴ってのは三ツ谷と場地のことか?
三ツ谷は知らねぇが場地は今回来れねえつってたろ。」
「っ、」
場地くん…未来でも生きてるんだ!!
「他にも来てねえ奴いるだろーが!
それより!炒飯は!!米ねぇと食進まねえぞ!!!ゴラァ!」
「アホか。炒飯は最後だハゲチャビン」
肆番隊隊長だ…
ダン!
「アホだぁ!?誰に向かって口聞いてんだ!」
!ペーやんくん!!
「パーちんの脳みそは空気でできてんだこの野郎!!」
「おう」
「じゃあ炒飯先にしろって言ってこいよ」
なんか…変わんないな…
12年経ってもみんな東卍にいるんだ…
「ごちゃごちゃごちゃごちゃうっせーのぉ!
…古参はよォ」
?誰だ?
「あ?」
「古参だ?」
「テメェ…良い気になってんじゃねーぞ柴ァ!!!」
「黙れ!!
誰のお陰で食っていけてると思ってんだ。
ただ1番古いってだけで、踏ん反り返ってる古参どもが…」
「あぁ!?」
「んだとコラ!」
「え、ちょ…」
急に不穏な空気…正に一触即発…
「クク…」
「ぇ、」
「イヌピーはっきり言い過ぎ〜」
…コイツら、誰だ…
「幅利かせやがって…元黒龍軍が…」
黒龍…?