第13章 Result
「…」
そのまま流れに身を任せ、タワーマンションのエレベーターに乗る
…コイツらの会話の中で、俺と一緒に車に乗っていた奴は山岸、そして同じエレベーターに乗っている2人はタクヤとマコトであることがわかった
とにかく知り合いが居たことは良かったけど…何があったらこうなるんだ?
みんな柄悪すぎだろ…
チン
「ほら、早く行くぞ、タケミチ」
「あ、うん」
しかもまさかの最上階
…未来の俺…一体何者??、
「「「お邪魔してます!!!」」」
「っ!」
ここでもやっぱり、大勢の男たちに挨拶される俺
これが…俺ん家!!?
「遅かったな」
「!」
「電話出ろよ」
「千冬!!」
よかった!コイツが居た…!!
千冬なら!ナオトと一緒で俺の状況わかってるはず…!!
「よかった千冬、俺何が何だかサッパリで…」
「わかってる。
…まさか俺とお前が相棒になってるなんてな…」
「ハハッ、確かに」
「でも今はまず時間がない。
とにかく行くぞ」
「え?どこに…」
千冬は俺にまたクソ高そうなスーツを投げると、さっさと着替えろと促す
…こんな高そうなスーツ…俺が着るのか???
「幹部会だ」
「幹部?え?なんの…?」
「は?…嗚呼そっか。
お前は今、東京卍會の最高幹部だ。」
「!?!?」
そしてゆっくりと俺の横に来ると、ボソッと耳元で呟いた
「伊織さんの居場所もわかってる。
あの人も今は大丈夫だ。」
「そっか!よかった!!」
流石千冬だ!
俺と伊織さんが帰ってくるってわかってたから伊織さんのことも調べてくれてたんだ!!
これならとりあえず幹部会も乗り切れそうだ…!