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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第13章 Result


ゴロゴローピシャッ!!!





『うわっ!!』





ドシャッ!





『いった…って、、、うわ、最悪…』






タイムリープした時刻は確か夕暮れ時だった
かと思えば、飛んだ先はすごい雷雨

雷の音と容赦なく叩きつける雨の音がうるさくて仕方ない
その上この時の私は走っていたのか、かなり勢いよく転んだ
擦りむいた手と膝が痛いし、雨で地面は汚れているし身体も冷え切って寒い…
本当タイミング悪すぎ…





「オイ!」

『はっ!?』

「馬鹿足止めんじゃねえ!!」

『???』

「早く立て!!」

『ちょっ!』





なんかもうタイムリープ早々どうでもよくなって息を吐くと、擦りむいて傷だらけの腕を容赦なく掴む誰か
痛みに顔を顰めながらも、目の前の男の人はその様子を気に止めることもなく私を無理矢理立ち上がらせる

痛っ…足首捻ったかも、、





『ねぇ!ちょっと待っ…「伊織!!」っ!?』





ドン!

ドサッ!!!






お腹に響く落雷の音がすると同時に、私は名前を呼ばれながら背中を違う人に押されて再び転ぶ

2回も受け身が取れないまま転んで私の膝はきっと血だらけだ

反射的に後ろを振り返ると、私を突き飛ばしたであろう人は立っていて、顔を見ようと視線を上げる





『?、??』





顔を上げると雨粒が顔に叩きつけて目が開けづらい





ゴロゴロ…





拭っても拭っても降ってくる生暖かい雨雫をなんとか払うと、ちょうど雷が光ってあたりを照らした












『え、』











ドサッ
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