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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第13章 Result


「特服だよ。」

「え?」

「喜べよ。お前の特服、三ツ谷直々に仕立ててくれてんだよ」

「三ツ谷くんが…俺の?」

「初期メンバー以来だよな!三ツ谷!!」

「ああ。俺が作って伊織が刺繍入れてた。
あん時のと全く一緒だな」

「え!?
初期メンバーの刺繍って伊織さんがやったんか!?
俺それ知らねぇ…」

「言ってねえからな」





そうサラッと言いながら三ツ谷くんは手元のミシンを操る

特攻服…!
わざわざ三ツ谷くんが作ってくれて伊織さんも手をかけてくれたなんて…





「俺たちの1番のフォーマルは特服だろ?
俺なりの感謝の気持ちだよ。
…8.3抗争ではドラケン救ってくれて、血のハロウィンでは伊織と場地を助けてくれた。
だからお前の特服は、絶対ぇ俺が仕立てたかったんだ。
伊織も快く引き受けてくれたしな。」

「ありがとうございます!!」

「馬鹿、俺が勝手にやってることだ。
…よし、できた。
着てみろよ、タケミっち。サイズ調節すっから」

「はい!!」

「今晩の集会が楽しみだな!」






漆黒の中に金の糸の特攻服

みんなと一緒!

やっと一人前の隊員になれたような気がして嬉しくて堪らない


思わず顔がニヤけるのを止められないまま、最後の仕上げを三ツ谷くんにしてもらってそのまま彼のバイクで武蔵神社へと向かった
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