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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第12章 Hospitalization


ぷるぷるぷる ぷるぷるぷる ぷるぷるぷる
ぷるぷる『もしもし…』

「やっと出たか…」

『やっと出たって…今何時だと思ってんのよ…』

「悪い悪い…
ちょっと急ぎで用あって」

『で、何?けんちゃん』





次の日、しきりにかかってくる電話で目が覚めた

寝過ごしたかと思えば、ケータイのディスプレイに表示された時刻は6時半

こんな時間に掛けてくるなんて…






「ちょっと今日付き合ってくんね?」

『いいけど…どこに?』

「迎えいくからお前は家いていーよ。
8時半くらいに行くわ」

『ん、』






…そう言って電話を切る
朝に電話してくるなんて…何の用事だろう
むくりと起き上がると冷たい空気が肌を撫でる







『寒…』







適当に朝ごはんを食べて着替える

ふと何気なくカレンダーを見ると、11月25日の表示







『あ!!!』








しまった、やらかした

病院にいたから時間とか曜日とかの感覚が完全に狂ってた

今日エマの誕生日だ!!!







『だからか…』







早朝からけんちゃんが電話をかけてきた理由がわかった








ピンポーン






ガチャ







「よ、朝から悪いな」

『本当よ…でも、ありがとう。
エマの誕生日のことでしょう?』

「正解」

『私も入院やらなんやらでバタバタしてたから…
行こっか』

「おう」





けんちゃんからヘルメットを受け取り、彼の後ろに乗る

エマの誕生日プレゼント、何にしようかな〜
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