第12章 Hospitalization
「お、結構進んでんじゃん」
「そりゃそうだろ。
だって四六時中コイツが隣に居るんだぞ?」
『圭くん頑張ってるから。
あと半年分って考えたら随分楽ね〜』
「え?半年??」
「ああ、コイツ一年ダブってんだよ
だから今お前と千冬と同じ中2」
「は!?中学で???ダブり!?」
『そ、快挙でしょ?ある意味』
「うっせ!!」
「それ聞いた時爆笑したよな」
『本当に。
次の日腹筋筋肉痛だったもの』
「えぇ…」
ケタケタと笑いながらそういう伊織さんとドラケンくん
…2年年少にいた一虎くんでさえ今は俺の中学の3年だったってのに…
「伊織わかりやすいけど鬼だぞ。量が。」
『でもちゃんと着いてこれてるからいいじゃない。
あ、ここ違う。』
「ん?………あ!マジだ」
『そうそう!すごい圭くん!!
どこが違うかちゃんとわかった!』
「お!場地マジで成長したな!
これなら次の期末それなりにいけんじゃね?」
『じゃあそこ終わったらちょっと休憩する?
2人来てくれたし』
「おっしゃ!!」
場地くんはそう言って机に向かう
…場地くんにこんな一面があるなんて、、、
『よし!正解!!』
「あ"ーーー疲れた死ぬ…」
「お疲れさん。
ほら、これ土産のチーズケーキ。」
『え!やった!!ありがとうけんちゃん!!
チーズケーキ大好き!』
「おお!ドラケンサンキュー!!」
「ああ。
みんなで食おうぜ。」
「あ、じゃあ俺下の自販機でなんか飲み物買ってきますよ。
希望あります?」
『私紅茶のストレート!』
「俺コーラ」
「んじゃ俺アイスコーヒーブラックで」
「わかりました!」
場地くんは髪の毛を戻しながら机の上の教材を乱暴に寄せる
ドラケンくんはみんなの分のお皿とかを棚から出して、伊織さんがそれを受け取る
俺は財布だけ持つと3人の居る病室から出た