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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第12章 Hospitalization


ガラガラ


「あ?
!ドラケンに…タケミチ!!」

『え!?嘘!タケミっち!?』

「あ?」

『わー!!ちょっと待ってそこにいて!!まだ来ないで!!』

「え、どうしたんすか?」

『えっと…き、き着替えてるから!!だから来ないで!!!』

「そうだぞ!絶対来るなよ!!?」

「はぁ?場地まで何言ってんだ。
お前もだろーが」

『あーもう!けんちゃんはいいから!!タケミっちだけは来ないで!!!』

「え?俺っすか…?」

『後1分だけ!!それだけ待って!!』

「?わかりました?」

「ったく…なんだってんだ」















バレバレとかいうレベルを遥かに超えた嘘

とにかく俺には見られたくない何かがあるみたいなので大人しくドラケンくんと扉の近くで待つ

ドラケンくんも怪訝そうな顔をしてるとこを見るとこの人も知らないんだろうな…













『よし!いいよ!!』

「は、はぁ…」














伊織さんの許可が出て近くに行く

別に特段変わったものはないけど…


いや、、、













「え、誰?」

「あ?」

「えっ!?場地くん!?」

「んだよ。なんか文句あんのかコラ」

「は?いや、、え?」

『あー…タケミっち初めてだっけ、圭くんの勉強スタイル』














伊織さんの隣のベッドに座ってノートに向かう人

髪の毛ぺったりで分厚いメガネ


…絵に描いたようなガリ勉くん



これがこの前鉄パイプ振り回してた不良ですか???














「場地は勉強する時いつもこんな格好すんだよ」

「メガネかけてたら頭良くなるんだろ?」

『え?』

「あーそうそう。
だから掛けとけよ〜」

「おう!」

『?けんちゃん何言って…』

「いいからいいから」














絶対ドラケンくん楽しんでるな

チラリとノートを覗くと中学1年後半くらいの数学

…この人伊織さん達と同い年だから中3だよな…



この見た目で勉強できないのか、、、
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