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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第12章 Hospitalization


「んだよ、ケン坊のダチか」

「レミ、お前客ちゃんと確認しろや」

「待合室私用で使うなバカ」

「ウゼェだろ?」

「もう何が何だか…」














いや本当に

マジで何が何だかわかんねー















「俺両親いなくてさ、ここにいる奴らみんなに育てられたみてえなもんなんだ」

「へ、へぇ、そんなんスね…」














壮絶な生い立ちサラッと…

東卍のトップ3人はみんな親いないのか…













「来いよ」

「うわっ」












ピンクのタオルを顔に投げられ慌てて体を拭く






…あ、俺は客と間違えられたのか…

身体を拭き終えて着替えたくらいにやっと思考が追いつく




外で待っていてくれたドラケンくんに着いていくと、ある扉の前で止まった














ガチャ











「ここがドラケンくんの部屋…」

「ハハッ、ウケんだろ
マイキー以外の客はお前が初めてだ。」

「へぇ…伊織さんも?」

「アホかテメェ
んなことに女連れてこれる訳ねぇだろ」

「ハハ、本当だ…」

「ま、住めば都だぜ
適当に座れよ」

「はい…」













壁紙はピンクだけど、ものは少なくてスッキリしてる

基本的に黒と白で構成されたインテリア

ドラケンくんっぽい



…なんか、ドラケンくんが大人っぽい理由がわかった気がする















「ん…うわぁ!すげぇ写真!!
マイキーくんだ!エマちゃんもいる!なんだかんだ大事にしてんすね!!!」

「うっせ!」

「ヘヘ、、、ん?あれ…伊織さんどこにも居ない…」

「ああ、その写真、全部伊織が撮ったやつだからな。
アイツが写ってる写真は一枚もない。」

「え?集合写真とかもですか?」

「そうだ。」

「伊織さん、写真嫌いなんですか?」

「そういう訳じゃねぇけど…まあそんなとこだ。」

「?」

「…そこに写ってるのと伊織、みんな俺の大事な奴らだ。
コイツらになんかあったら………」












ドラケンくんはそう言って口をつぐむ

視線の先にはドラケンくんと場地くんのツーショットの写真があった
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