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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第12章 Hospitalization


数日後、私も圭くんもある程度回復して病院内なら散歩できる程度になっていた

私の方はもう少しで退院できそうで、圭くんの方はまだ少しリハビリが必要らしい












「なぁ、伊織、リハビリってなんだ?」

『怪我してずっと寝てたし、体が動かしにくくなってるでしょ?
それをゆっくり動かしていってなるべく元の状態に戻るようにするの。
圭くん明日からだっけ』

「おう。
…今までみたいに動けないかもしれねーとは聞いてるけど…どれくらい動けんだろーな」

『…それはやってみないとわからないね』

「飛び蹴りできるかな」

『明日は絶対やっちゃダメだからね。
リハビリってそういうのじゃないから。』

「違うのか?」

『日常生活を送るための動作を確認するの。
喧嘩のための動きはまた今度ね。そんなこと病院でやったら先生たちびっくりしちゃう。』

「ほー」

『明日は絶対先生達の言うこと聞くこと、わかった?』

「わかった!」













2人だけで病院の中を歩くと何故か万次郎達が怒るから、散歩するときは絶対誰かがお見舞いに来てる時だけ

圭くんは不満そうにしてたけど、千冬くんに泣きつかれてちゃんとそれを守ってる

後ろから見る限り、歩く分にはそんなに違和感はない

激しい動きがどこまでできるかだな…




隣で教科書の問題と睨めっこしてる圭くんを見ながらそんなことを思う

…にしても、、、暇だ…

圭くんが問題解いてる間は何もすることがない

















ガラガラ












「伊織!場地!」

「よ!」

『あ!万次郎!たかちゃん!!』

「マイキー今日も来たのか。
毎日来なくて良いつってんのに」

「俺が来たいから来てんの!」

『たかちゃんも忙しいのにごめんね、』

「いや、俺も来たくて来てるから。
昨日一昨日って来れなくて悪いな」

『ううん、部活に学校にルナとマナのお世話に…色々忙しいの知ってるから。
寧ろこんなに来てもらっちゃって申し訳ない』

「良いんだ。
俺の方こそ迷惑になってないか?」

『全然!暇だから2人が来てくれて嬉しい!』

「俺も伊織と会えてうれしーよ♡」

『万次郎!私も!!』
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