第12章 Hospitalization
『そうね、この前見た時けんちゃん数学得意だったものね。』
「へぇ、いいこと聞いた。
今度わかんなかったらドラケン聞くわ」
「じゃあ俺英語三ツ谷に聞こう」
「俺も俺も〜
両方わかんねーから2人に頼むわ」
「三ツ谷くん俺も頼みたいっス」
「ドラケン、三ツ谷頼む…俺死ぬ……」
『え?私は??
全部平均以上取らせてあげるのに…』
「「「「いや、伊織はちょっと、、、」」」」
(コイツに英語だけは習いたくねぇ)
(できるようにはなるかもしれないけど俺死ぬわ)
(そういえば中間の時もスパルタだったな…
あれが長期間とか考えただけで無理…)
(千冬、南無三)
『…え?』
なんでそんな嫌がるのよ
「あー!ちょっと俺妹そろそろ迎えに行かねーと!」
「じゃあ俺も帰るわ!!また明日な!」
『え、ちょっ』
「じゃあな!場地!千冬!!
生きろよ!」
「健闘を祈る!!!」
バタン
『…なんなの?』
(逃げやがったアイツら…)
(酷い…)
『ま、いいや。
とりあえず2人とも続き始めよっか。』
「「ハイ…」」
千冬くんは面会時間が終わるまで、圭くんは疲れないように教科を変えながらできる限り一緒に勉強した
…圭くんはちゃんとやる気はあるから、このまま続けたらきっと点数はすぐ上がるだろう
お母さんを泣かさないように、か、、、
…不良だけどいい子だなぁ