第12章 Hospitalization
ガラガラ
「ケンチン遅!なに?うんこ?」
「違ぇよ!!」
「あ!伊織!!
ケンチンズリィ!!」
「そこで会ったからちょっと散歩してただけだっての」
『ただいま〜
あれ、たかちゃんも来てたんだ!』
「おう、俺の中学今日昼までだったからな」
『へぇ。
…さて、圭くん、千冬くん、どこまで出来たかしら?』
「っ!!!」
「…」
『さぁ、見せて♡』
「「っス」」
心なしか2人の顔色が悪い気がする
2人が広げたノートを見る
『ん〜』
「「…」」
『圭くんこっから下全部違う』
「え"!
オイマイキー!違ぇじゃねぇか!!」
「マジ?」
『で、千冬くんは、、、』
千冬くんに出した問題はかなり基礎
I amとかそのレベル
だから結構合ってるな、、、
『The spelling is a little different, but the grammar is correct.
Keep it up!』
「???」
「…えっと、、、伊織?」
「スンマセン伊織さん、何言ってるかマジでわかんねーっス」
『あら』
…ちょっと今のは早く言いすぎたかな?
「伊織なんで英語?」
『英語は使えるようにならないと意味ないからね。
実際学校で習った文法とかはいざと言う時そんなに使えないし、結局現地で必要なのは正確に単語を拾う耳の力と、その単語の意味を覚えていること。
だから千冬くんは私と話すときは英語で練習しようってことにしたの。
ね?千冬くん』
「っス…」
「「「…」」」
「…難すぎね?」
「今の俺でも半分くらいしかわかんなかったぞ?」
『最初から全部理解できるなんて思ってないわ。
それより半分もわかったたかちゃんすごい!』
「お、、おう?」
『どこまでわかった?』
「えっと…最初の方「スペルがちょっと違う」って言って、そのあとはわかんなかった。
で、最後のフレーズは「この調子!」みたいな意味じゃなかったか?」
『正解!流石たかちゃん!!』
「三ツ谷すげー…」
「そのかわり俺数学とかそんな好きじゃねーけどな」
「俺と逆じゃん」