第12章 Hospitalization
「…俺、入院期間中に伊織に殺されるかも、」
「そりゃどうしようもねぇな…」
「諦めろ」
「だがそれと同時に、退院する頃には頭良くなってんじゃねーか?」
「今年は留年しないでよさそうたな!」
「…お前ら他人事だと思って、、、」
「だって実際そうだもん」
「マイキーテメェ…っ!」
場地がマイキーを掴もうと手を伸ばすと、マイキーはヒュッと身を引いて場地の手の届く範囲から逃げた
ギリギリ届くか届かないかのとこで挑発を続けるマイキー
そしてそれに懲りずに手を伸ばし続ける場地
…本当コイツらガキだな
「ほらほら〜早く終わらせないと伊織から怒られんじゃねーの?」
「大体5ページ終わらせろって多すぎなんだよ!!」
「どれどれ〜?は?こんな簡単なのもわかんねーの?お前
俺でもわかるわ」
「嘘だろ!?」
「マジだよ
本当場地ってバカだな」
「お前に言われるのが1番腹立つ!」
「事実だししょーがなくね?」
「クソ!表出ろやこの野郎!!」
「ちょ!場地さん!!
まだ動いちゃだめですよ!」
「やるか?ここまで手ェ届かねーくせに??」
「チッこの管さえなけりゃ…あ、これ取れるんじゃね?」
「場地さん!とっちゃダメです!!」
「ほらほら〜俺はここだぞ〜」
「オイマイキー、それくらいにしてこれでも食っとけ。
こいついつか暴れて痛い目見るぞ。」
「ちょっとマイキーくん!
あんまり場地さん揶揄わないでください!!怪我人ですよこの人一応!!」
ドラケンがマイキーの口をどら焼きで塞いで止める
マイキーは満足そうにそれをもぐもぐと食べる
が、場地はまだキーキー言っていて、千冬がなんとか宥めている
…千冬もドラケンも大変だな…
ていうか、千冬のやつ一応って…
まぁでも、、、マイキーがああやって人を揶揄うのはよくあることだが、場地相手にこんなにしつこいのは珍しい
しかも相手は千冬の言う通り怪我人
…なんかあったのか?