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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第12章 Hospitalization


お昼時、万次郎とけんちゃんが給食を食べに学校に戻る



私は圭くんと2人で病院のご飯を食べていた















「…足らねー」

『私のちょっと食べる?』

「いや、それはいい。
…ったく、こんなけじゃ栄養足らねーよ
セイチョーキ舐めんなってんだ。」

『へぇ、圭くん成長期って言葉知ってたんだ。』

「バカにすんなよ伊織。
俺は最近千冬とよくベンキョーしてるかな!!」











ガラガラーピシャッ!!



「呼びましたか!!場地さん!!!
伊織さんもお邪魔します!!」

「お、いいとこきたな!千冬ぅ!!」

『嘘…』


















本当に耳と尻尾が見える

…未来では落ち着いた雰囲気だったからすごく新鮮


…12年って長いなぁ
















「そうだ千冬!!お前これにお湯入れてこい!
病院の飯だけじゃ足んねーんだよ」

「はい!
半分こっすよね!!」

「ああ」

「行ってきます!!」















圭くんに頼まれて弾くようにペヤングを持って走り出す千冬くん

…足早いな…















『千冬くん、圭くんのこと大好きなのね。』

「俺もアイツ好きだぞ!
一虎に手紙出せたのもアイツに字教えてもらったお陰だしな!」













ニカリと笑ってそう言う圭くん

…圭くん、勉強のことも少しだけ不安だったけど、この様子なら千冬くんに任せていいのかもしれないな














ガラガラ!!



「場地さん!できました!!」

「お!食うか!」

「はい!」















沢山あるから2つ作ればいいものを、圭くんと千冬くんはひとつのペヤングを2人で半分こして食べる


2人曰く、半分こした方が2倍美味しいんだと













「場地さんと半分こ久しぶりッスね!」

「そうだな…やっぱお前と食うコレが1番うめぇワ」

「俺もッス!!」

「!伊織も食うか?」

『ううん。私はこれだけでお腹いっぱいだから大丈夫。』

「そうか!」













…千冬くん、よかった

あなたの笑顔が守れて


これで少しは未来での恩が返せたかな?
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