第12章 Hospitalization
『落ち着いた?』
「はい…すびません」
「タケミっち鼻水まだ垂れてるよ」
「お前本当涙腺ガバガバだな、、、」
「目腫れすぎてヤベェな」
本当に中身26歳かってくらいみんなから色々言われるタケミっち
…信じられないな、本当に
「うおっ!オイタケミっち!!鼻水飛ばすなよ!」
「え?」
「え?じゃねえ!!
汚ねぇ!」
「いや、ごめん千冬…俺前見えてなくて…」
「だから!こっちくんなって!!
あっちいけよ!!」
「いや、タケミっち後ろ向いたらぶっ飛ばすぞ!」
「え?マイキーくん??」
「こっち向くなって!!」
「ぶっ!!!タケミっち顔ヤベェ!!」
「ハハ!!ブサイク〜!」
「なっ!?ドラケンくん!三ツ谷くんひでぇ!!」
『アハハッ!!…っ、いてて…』
賑やか
笑うと少し傷に響くけど、それでも目の前の光景は笑わずにはいられない
「…るせぇ、、、」
『え、』
「うるせぇな…」
千冬くんの後ろ…右隣の方から声が聞こえた
低くて艶があって、少し機嫌が悪そうな声
私たちがずっと聞きたかった声
「…場地…さん…?」
「あ?…千冬、、、?」
「場地…」
「マイキー…っ!!伊織は!!?伊織はどこだ!!」
「馬鹿!動くな…!!三ツ谷!ナースコール!」
「っス!」
「ドラケン離せ!!伊織は!?アイツは無事なのか!」
「いいから!とりあえず落ち着けって!!」
圭くんは今目が覚めたばかりだというのに起きあがろうともがく
それをけんちゃんが押さえ込み、千冬くんとタケミっちは号泣してる
私はあまりにびっくりしすぎて声がうまくでない