第11章 Bloody Halloween
「「「「高っか!!!」」」」
『お守りってこんなもんでしょ』
「確かに…」
『てか交通安全買うの???
暴走族で無免許運転してる奴らが???』
「なんでもいいんだよ!記念だし!」
「つかだからこそだろ!
バイクで事故って死にましたは笑えねえからな!!
交通安全万歳だ!」
『ふーん…
…で、みんなお金持ってきてんの?』
「えーっと確か…」
?
俺財布なんか持ち歩いてたか?
でも買えたってことは金あったってことだよな…
「313円!」
「50円!」
「100円」
「15円!」
「25円」
「32円」
『はぁ?信じられない…
てかたかちゃんとけんちゃんには期待してたんだけどなぁ。まさかのパーちゃんが1番持ってるなんて…』
「悪いな、妹におやつ買ったばっかで、、、」
「俺いっつも100円しか持ち歩いてねーぞ?」
「へへっ!俺1番だ!!」
「いや、パー、お前1番でも結局買えねーじゃん」
「あ、」
「やっぱ馬鹿だな」
『はぁ…もういいわ。私が出す。』
…だよな〜
てか俺25円って、、、逆になんでそれだけ持ってたんだよ
やっぱり伊織はこの時から頼りになった
いつも最後はアイツ頼みだったからな…
「え!?お前持ってんのか!!」
『当たり前じゃない!
財布くらい持ち歩いて…あ、』
「…どうした?」
『…真兄のとこ忘れてきた』
…いや、そうでもなかったか
「嘘だろ!!!お前さっきあんなけ俺たちのこと馬鹿にしといてそれかよ!?」
『う、うるさい!!たまたまだもん!』
「ギャハハ!!!
お前何!?一文なし!!?ビリじゃん!」
『一文なしじゃないもん!多分ポッケの中にいくらか、、、あ!』
伊織の手の中には金色に輝く硬貨…500円玉だ
『…ふふふ、誰が一文なしだって〜?』
「あ、いや、、、」
『カズくん?♡』
「…スミマセン」
『よろしい!
じゃあコレ買うね〜』
そうだった
結局アイツが買ってくれたんだ…