第11章 Bloody Halloween
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「場地!!新しい中学どう?」
マイキー…?
なんだこれ………俺の、記憶…?
あー…なんつったっけ、アレだ、死ぬ前に見るやつ
ソウマトウ?ってやつか
「うーん…ヒマ!!気合入ったやつなんていねーし!」
「そっかー俺もお前らと同じ中学ならな〜
…ヒマさせねぇよ?」
これは確か…中学入学したての頃の…
そうだ、この後……
「俺のゴキが東京イチだ!!」
「は?東京イチ?
俺のゼファーは日本イチだけど?」
ドラケン…
「オイオイオイオイ、日本イチとか聞き捨てなんねーな!
俺のインパルスは世界イチだけど?
狭いよお前ら」
三ツ谷…
「ハイハイハイハイ!重力圏内で争うなよ〜狭いぜ!!
俺のケッチは宇宙一だコラ!」
一虎…
「俺のファーが最強だよ…神社まで競争な!!!」
パー…
ハッ、パーのやつズリぃ
…結局、俺は後ろに乗っけてたマイキーが爆睡しておぶることになるんだ
最下位だし重いし…最悪だった
「やっと着いた…」
『あー!!やっと来た!遅い!!!』
伊織…
こん時はまだ髪短くて、背も俺らとあんま変わんなくて、ドラケンと一緒くらい強くて…ほんと、男みてえなやつだった
…この2年で1番変わったのはお前だな…
「仕方ねぇだろ!コイツ爆睡しやがるんだからよ!!!」
『圭くんはまぁいいとしても…私ずっと1人で待ってたのよ!!
みんな遅かったー!』
「あ?お前どうやって来たんだ」
『ふふふ、真兄の後ろ乗っけてもらった♡
いいでしょ〜』
「お前ホント真一郎くん好きだな…」
『当たり前!』
…最高の仲間だった
この7人、俺のなによりも大切な宝だった
お前らが居たから、俺は人生楽しめた
…幸せだった