第11章 Bloody Halloween
幹部連中はなんとか持ってるが、それ以外は不味いな…
ドガッ!
あそこは八戒だろ。
ゴッ!ガッ!
で、その隣がスマイリーとアングリー
ボコッボコッボコッボコッ
アレが春千夜
ゴッ
で、あそこがムーチョ
ガッ、バキッ、ゴッ!!
?アレ、誰だ??
新たな参番隊の奴かと思えば袖の刺繍は壱番隊
…場地んとこか、
アイツの隊は随分バラけてるな…隊長居ないとやはりこうなるか…
つかそもそも、あんな小さくて強いやつ、ウチにいたか?
居たら誰か気付きそうなもんだが…
グシャ!!
あの体格ゆえの足技メイン
それに随分身軽だ
ウチで足技と言えばマイキーだがあそこまで身軽ではない
ヒュッ!
!?飛んだ!!
トンッ!!
あの技…!
知ってる
2年以上見てないが…あれは………!
「オラ!よそ見してんじゃねぇよ!!」
「うっ!」
辺りを見るのに夢中になっていた俺は相手の蹴りをまともに受けてしまう
と、自分の背中にに頼もしい背が当たった
「大丈夫か、三ツ谷。」
「ッス…いや、それよりドラケン!
あれって…!!」
「嗚呼、だからお前のとこに来た。
フード被ってるが、多分、いや確実にアレは…」
伊織だ、、
バレるのも時間の問題。
もし女が混じってるとバレたら集中攻撃される。
捕まったりでもしたらどうなるか…考えたくもない。
「俺アイツの所に行ってくる!」
「嗚呼、頼む!」
何故来たんだ!伊織!!!
お前は確かに幹部並みに強い。
だが!圧倒的に力も体力も足りねぇ!!
昔は俺にも勝てていたかも知れねぇが、ガキの頃とは違うんだ!
お前はもう、俺にも勝てねぇんだよ!!!