第11章 Bloody Halloween
「え、何この人たち…」
「みんなギャラリーだよ
東卍対芭流覇羅、今回の抗争で勝った奴が東京のトップに一歩近づく。
東京中の顔役みてえな不良がみんな注目してんだよ。」
廃車場に着くとガラの悪い人がわんさかいて、そこら中からタバコの匂いが立ち込める
…ギャラリーって、、、やっぱりこの抗争は東卍の未来だけじゃない
東京の未来を決する抗争でもあるんだ
「確かにみんなヤバそうなやつばっかだ…」
千冬が何人か有名どころを挙げていく
聞けば聞くほどバケモノ揃い…
と、デカイ奴が真ん中に立った
「俺が今日の仕切り任されてる、ICBMの阪泉だ」
「仕切り?」
「レフェリーみてえなもんだよ。
さっき言った奴らも今日は大人しくしてるけど、本来は東卍とバチバチのヤベェ奴らだ。」
こんな奴らが本当に大人しくしてんのか…???
「で、その…千冬、伊織さんは…?」
「はぁ?あの人が来るわけないだろ。
あの人は絶対に戦場には来ない。
というか、逆に聞くけどマイキー君達が連れてくると思うか?」
「いや、思わない、けど、、、」
「ドラケンの時は本当に偶々。
しかも今回は隠れて覗こうにも仕切りが付くほどのデケェ喧嘩。
ギャラリーも見ての通り多いし強い。
こんな場に戦えない女1人居たら確実に襲われて終わりだ。」
「だよな…」
「つかバカ!
こんなとこで名前出すな!!バレたらあの人が危ないんだぞ!!!」
「っ、ごめん」
「たく…」
…え、じゃあ伊織さんどうするつもりだ???
昨日は出るって言ってたけど…千冬の言う通りだ
マイキーくん達が許す訳ない…
それに、思った以上にギャラリーが多いし、、、隠れる場所はいっぱいあるけど絶対バレる…
…本当にどうするんだ…!!
「準備はいいか?
…主役どものォ!登場だァ!!!」