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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第10章 Betrayal


ピロン




『ん?』





メール…






『っ!圭くんから…!!!』







【お前ん家の1番近くの公園
 1人で救急箱持って来てくれ】








救急箱…まさか、、圭くん!?











ガサガサと家に置いてあって救急箱と大寿さんからもらった医療器具の中から使えるものを纏める

…圭くんがそんなこと言うなんて…きっと大怪我したんだ!!













バン!









荷物を持って私は公園まで走った






ーー
ーーー
ーー











『ハァッ、ハァッ、ハァッ…え、』







タッタッタッタ…







『…嘘……千冬くん…?』











植木のところに、まるでゴミを捨てるみたいに放って置かれた千冬くん

慌てて地面に寝かせ直すと、顔だけ集中的に殴られたような痕


…壱番隊副隊長で喧嘩も強い千冬くんがこんなになるなんて、、、

一体何があったの…?

圭くんはどうしてこれを知ってたの…?












「っ、、、伊織、さん?」

『千冬くん!この怪我どうしたの!?』

「ハッ、大丈夫、ッス…別に、これくらい…」

『大丈夫じゃないわ!
右目…これかなり傷ついてる……
少し診せて』

「っ!」

『ごめん…痛いよね……』

「大したこと、ねぇっすよ、別に…
伊織さんの手、煩わせることじゃないんで、、、」

『いいから!後から全部聞く!!
…今はもうじっとしてて』












それから千冬くんの治療をした

…っ、瞼、完全に切れちゃってる…少し縫わなきゃ
大丈夫、ちゃんと治せば視力に影響はない



…身体の方も少し診たけど、触った感じ骨は大丈夫そう

ただ顔だけが異常に傷ついてた



一体どうして…













『…よし、一応これで終わり、、、でも、あまり触らないでね。
お風呂とかでもなるべく濡らさないように…
また今度診るから…何かあったらすぐ連絡して』

「ッス…ありがとうございます。」

『ううん。
…でも、、、何があったの?
千冬くんがこんなにボロボロになるなんて…』









私がそう言うと、千冬くんは顔を下に向けながら話した
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