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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第10章 Betrayal


「っ!!!」





まずい、人がいた…!!!







「誰の店に入ってんだ?コラ」











しかもヤベェ、武器持ってる…!!!










「逃さねえぞ…オイ」











まずい、顔も見られた…!

どうする…どうする…!?












「ハァ、ハッ、ハァ、ハッ、ハァ、」










自分の心臓の音が信じられないくらいデカく聞こえた


…頭の先から爪先まで、全てが凍るように冷たくて動かなかった













「ん?オマエ、、、どっかで見た顔だな…」



「…え?」












「ケースケか?」











「っ!真一郎くん…!なんで!!」


「なんでって…ここ俺の店だし」










嘘だろ…?


真一郎くんの店って、、、じゃあまさか…!











タタタタタタ









「っ!やめろ!!一虎ァ!!!!!」



「ん?」



















ーゴキッ!






ドサッ















「ハァッ、ハァッ、ハァッ、、、」


「っああ!!」



「ハッ、ハッ、、、逃げんぞ!場地!!!」



「何やってんだよ!!一虎!!!」


「なっ…仕方ねえだろ!見られたんだからよぉ!!」

「そういう問題じゃねえんだよ!!
この人は…真一郎くんは、、、マイキーの兄貴なんだよ!!!!」














「え?」


「真一郎くん!真一郎くん!!真一郎くん!!!」


「マイ、キーの、、兄貴…?」


「どうしよう!一虎!!
真一郎くん息してねぇよ…!!」












俺らが盗もうとしてたバイクはマイキーの兄貴のバブだった


俺たちは冷静さの欠片も残ってなかった


救急車の番号すらわからなくなるほど焦っていた





そして警察のサイレンの音が聞こえてくると同時に、ただ逃げることしか頭に浮かばなかった













「とりあえず逃げるぞ…一虎!!」



「俺が…マイキーの兄貴を、、?そんな訳ねぇ…
マイキーのために…やったのに…」

「…一虎?」

「なんでだよ…全部、マイキーのせいだ……」

「…かず、とら…?」

「だから…マイキーを、殺さないと…!」

「!!!」
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