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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第10章 Betrayal



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そのツーリングから数日経ったある日、俺と一虎はその辺をバイクで回りながらあるサプライズを計画していた







「場地!マイキーの誕生日、俺らでバイクプレゼントしようぜ!
ずっと乗りたがってたろ、CB250」

「…一虎…
でも、バブなんて誰も持ってねーよ。」

「盗んじまえばいいんだよ」

「バカ!盗みはダメだろ…!そんなんでもらったバブ、マイキーは喜ばねえよ!!!」

「言わなきゃバレねえって」










そんな問答もしたが、俺たちは結局バブを売ってるバイク屋に深夜に忍び込むことを決めた

…全てはマイキーの喜ぶ顔をみるため

それだけしか頭になかった











「行くぞ、場地、」

「本当にやるのかよ、」

「そんなこと言いながらさ、いつもなんだかんだで付き合ってくれるよな!」

「…取り返しつかねえぞ!!」

「うっせーな…よっと」









ーガシャン




ガチャ









「っ!開いた!!」

「あれ?警報とか鳴らねーんだ。ラッキー」

「オイ!一虎!!」

「どっちだ…こっちか、」

「一虎!」








ーガチャ











「…見ろよ、場地……」

「っ、バブ…」









そこには暗闇の中でもキラキラ輝くバブがあった










「あれ?よく見たらコレ、新品じゃねえな」

「ああ。メンテ中のバブだ。
スゲェカスタム…ホイール太っ!
…っ、このバイク…マイキーが乗ったらめっちゃカッケーだろうな、、、」

「…よし、チェーン押さえとけよ」

「わかった」

「…っく、硬てえ、、、」

「急げ!」

「わかってる!、」














ーガチン!









「切れた!」

「運び出すぞ!!」

「シャッター開けてくるからそれまでエンジンかけんなよ!」

「オッケー
…上手くいきそうだな、一虎!!」

「ああ、マイキーの喜ぶ顔が目に浮かぶぜ!!」












待ってろよマイキー、俺たちが最高のプレゼントを用意してやるぜ!!!





































「なんだ…?泥棒か?」
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