第10章 Betrayal

「元メビウスを纏めたのが半間。
で、その他の反東卍勢力を纏めたのが、芭流覇羅No.3の羽宮一虎だ。」





ガラガラガラ





？






「あれ？」







誰だ？








「もしかして、もう学校って終わってる？」

「なんだテメェ、見ねえ顔だなぁ！」

「いきなりタメ口って、一応同中の先輩なんだけど」

「あぁ？誰だよ！見たことねえ」

「ん？んん？？
…首に虎のタトゥー！！
や、やめろ！やめろマコト！！！」

「あ？なんだよ」

「た、た、タケミチ！出た！！」

「ん？タケミチ…」

「この人だ！芭流覇羅No.3！！
羽宮一虎だ！！！」




「えぇっ！」




「わあ！！嬉しい！！！
同中の後輩に東卍のやついるなんて！！
よし！タケミチ！芭流覇羅のアジト行くぞー！」

「は！？」







何言ってんだこの人！

は！？

芭流覇羅のアジト！？









「オイ！タケミチいたぞー！」

「そいつっスか？」



「ど、どちら様ですか？」


「ん？俺が1番信頼してる後輩」

「へぇ…？なんかあったんスか？2人とも松葉杖…」

「昨日俺が折った」

「え？…折ったって、、、1番信頼してる人なんですよね！？」

「んー」

「一虎くんのやることになんか文句ある？」

「え？いや…」








…なんでこの人たち足折られて平然としてるんだ？？？



なんにせよこの人、絶対やばい！










「早くしろよ！タケミチ！！」










芭流覇羅No.3、羽宮一虎

どうかしなくてもこの人について行ったらヤバいんじゃ…










「緊張すんなって！みんなに会わせてやっから！！」









みんな？

みんなって…！


もしかしてこれって、場地くんに会えるチャンス！？











「…芭流覇羅のアジト、上等だよ…！」















場地くんさえ取り戻せれば、稀咲をクビにするってマイキーくんは約束してくれた









ヒナが焼かれる火を見て誓ったんだ


君のためならどんなことだってやってやる…！








あんな未来になんかさせてたまるか！！！