第8章 Surprise
「よし、化粧終わり!」
「ん、じゃあ最後髪だ
浴衣だろ?それならやっぱりアップだな…」
「伊織さんいつもポニーテールなんですか?」
「うん、そうなの。
邪魔だからっていつも括ってる。」
「じゃあお団子って新鮮でいいですね!」
「だろ?…ん、ヒナちゃんそこのゴム取ってくれ。
エマここ押さえてて」
「はい!」
「了解〜」
『…』
三ツ谷が加わってから逃げられないのを理解したのか、伊織は急に大人しくなっていた
カーテンの向こうからほとんど声も聞こえてこない
ガラガラ
「あれ?伊織は?」
「あ、マイキー…伊織なら、、、」
『痛っ!たかちゃん痛い!!』
「あっ、悪い…ここか?」
『あっ…そこ!』
「わかった。ごめんな。
…次は優しくする」
『…ちょっ//そこっ…くすぐったい///』
「これはこれでいいんだよ
おら、じっとしてろ…俺に任せて大人しくしとけ」
『うう…』
「…」
「…」
「…ぇっ!伊織さんと三ツ谷くんって、、えぇ!?」
「…ねぇ、俺これ三ツ谷殺していいやつ?」
「いや待て待て待て待て」
「場地離せよ」
「落ち着けってマイキー」
「落ち着けるかよ」
『ちょ、、あぁっ!!//』
「バカ!変な声出すなよ!」
『だって//』
「…三ツ谷殺す」
「マイキー!!」
…すっげぇとばっちりだな、三ツ谷
髪の毛やってるだけって知ってたら別に大した会話じゃねえが、、、
マイキーはんなこと知らねえからな…
ナニ想像してるかはなんとなくわかる
タケミっちなんか顔真っ赤だしな
「よし!できた!!」
「わぁ!三ツ谷すごい上手!!」
「本当!伊織さん綺麗です!」
「はぁ?エマの声も…?」
「へっ!ヒナ!?」
そんな声が中から聞こえる
…マイキー顔怖い顔怖い
ガチギレ寸前じゃん