第8章 Surprise
「ようお前ら!」
「見舞い来てやったぞ〜」
『あ!たかちゃんと圭くん!!』
「悪いな〜」
けんちゃんと2人で色々話してたらたかちゃんと圭くんがお見舞いに来てくれた
入院患者ってこんな気分なんだな…
「ほら、伊織ガトーショコラ、好きだろ?
ドラケンにはせんべえな。」
『やったぁ!たかちゃん大好き!!』
「ありがとな、でも間違ってもマイキーの前でそれ言うなよ…」
「俺はペヤング持ってきてやったぞ〜」
『それはいらないわ』
「んだとこの野郎!ドラケンは食うよな!!」
「あー、、、いらねぇわ、」
「はぁ!?」
「場地うるせぇよ」
たかちゃんが苦笑いしながらそう言う
ラッピングまで綺麗にされたガトーショコラを食べながら私たちは話し始める
『たかちゃん、東卍全体の被害はどう?
怪我人とかそういうの』
「比較的重症なのはお前ら2人とタケミっちの手ぐらいだ。
あとスマイリーが足やってたな…」
『そう。…万次郎は?』
「屋上で寝てる。
ちょっとしたら来るってよ。」
「相変わらず自由だな」
『ふふ、そうね。
…あ、それと特攻服破れた人たちの直さないとよね。
たかちゃん何枚か持ってきた?』
「んなの俺がやるからいい。
ここで入院してる間はゆっくりしとけ。そもそもお前は疲労溜めすぎてぶっ倒れたんだから。」
『そんな疲れてないけどなぁ…』
「そういうとこだ。」
「病み上がりなんだから寝てろ。
オラ、ドラケンも」
『わっ!圭くん!!』
「ちょ、おい!」
おでこを指で押して私とけんちゃんを無理やり寝かせる圭くん
多分この人寝れば寝るだけ回復するくらい思ってるんじゃないか…
…そう言えばこの身体、運動神経良いけど気力がなぁ、
医者やってた時は二徹くらい訳なかったのに…これだけで倒れるなんて、、、
「そういや伊織退院いつだ?」
『私結構早いよ?
明日か明後日にはもう大丈夫だって。』
「へぇ、よかったな」
「俺伊織も退院したら暇すぎて頭おかしくなりそう」
『毎日万次郎とお見舞い通うから大丈夫だよ』
そんなことを話しながら私たちは笑った